変形造作テーブル(角アール)|下地を拾わない技術

今回の製作事例は突板染色ウレタン仕上の執務デスクです。天板から側板へとアール加工で一体化させたデザインで、コーナー部分が通常の曲げベニヤを基材として突板では曲げられない形状です。

そこで次に検討するのは突板シートで施工する方法ですが、以前より品質上の問題がありました、それは突板シートと本体木工部分を接着する際に塗布するゴム糊の刷毛ムラがシートの表面を凸凹にすることです。

品質向上させるために以下のような加工を突板に施しました。

突板のベニヤ(基材部分)をゴム糊の刷毛ムラを拾わない程度かつ、150Rに曲げることが出来る厚みに切削する施工方法を編み出しました。

事前にカットサンプルを作成し、実際に期待した品質向上が可能か検証します。そして出来る見込みが立ち、正式に受注に至り製作しました。

塗装仕上を後の仕上りはこのようなカタチで見事、シート張り施工方法のような刷毛ムラを一切ありません。

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